SOUL MUSICを聴こう

全ての汚れた同志たちに捧ぐ

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「Left Alone」 Frank McComb

年の瀬の今夜、私たちはまた丸の内に降り立った。

私が近年関心を寄せているFrank McCombの音を聴きたくて、

久しぶりにコットンクラブ東京の赤いじゅうたんを踏んだ。


              mccomb2.jpg



Frank McCombはStevie WonderやDonny Hathawayの影響を強烈に受けすぎて、

それが馬鹿正直に作品に投影されることから、

フォロワー(追随者)という印象が強いアーティストだが、

彼のキーボート・プレイは一見の価値がある。


ステージに程よく近い私たちのボックスシートから、

Fender Rhodes Pianoのセッティングがよく見える。


                mccomb.jpg



近年のアーティストに珍しくFender Rhodes Pianoに強いこだわりを持つMcCombは、

イフェクターをRhodesの上に何機も並べて、

曲目にあわせて拳でそれをたたいて甘やかな音色を奏で出していた。


美しく揺れるFender Rhodes Pianoの和音たちは、

耳から私に侵入し、

私の心も静かに震わせた。


私は思わず目を閉じて、

今年をこういう美しい音に包まれて終われる幸せを、

目に見えない存在に感謝した。


              mccomb3.jpg



冬の丸の内の夜景は、

David T. Walkerに会いにきた初夏の夜と違った姿をあらわにしていた。

「今年ももう終わるね・・・」

そんな他愛のないことをいいながら、

私たちは再び東京の雑踏に還って行った。







追記:

本年も「Soul Musicを聴こう」をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
来年も引き続き、この屈折したSoul Music論にお付き合いくださいますようよろしくお願い申し上げます。


show-zono
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  1. 2007/12/30(日) 01:24:43|
  2. Soul Music
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「Who Would Have Thought」 Boyz II Men

このブログを始めてもうすぐ4年になるけれど、

1年間お休みをしていたから、

今回3回目のクリスマスを迎えた。


過去の2回のクリスマスと同様に今回もBoyz II Menの「Christmas Interpretations (1993)」についてご紹介しようと思う。

なぜ私がこの時期になるとこのアルバムしかご紹介しないかというと、

これ以外の「クリスマスアルバム」を知らないからである。


                boyziimenchristmasintervr3.jpg



クリスマスだからといって、

私には巷のクリスマスアルバムを聴きあさるような趣味がない。


以前にも書いたけれど、

13年前のクリスマスの日に、

当時まだお金のなかった私たちは小さなレストランを借りて結婚式をした。

そのときにこのアルバムの最後に収録されていたこの「Silent Night」が流れた。

低音部分を担当しているMichael McCaryの低い声が小さなレストランの窓ガラスを振動せていた。


私が懲りもせずこの曲をこの時期にご紹介する理由は、

この曲が私にとっての唯一のクリスマスソングだからなのである。


Whamや山下達郎さんのクリスマスソングで心がうずくほど、

私自身はもう若くないのである。


もしこの世界にクリスマスソングというものが本当に必要なら、

私のような屈折した人間でも一瞬にしてねじ伏せるものであって欲しいと思う。


                xmas_004.jpg



ここにお集まりいただいている方々にもこの一年間たくさんの出来事があったでしょう。

私自身にもたくさんの出来事がありました。

美しいSoul Musicでその全てを洗い流していただくことをおすすめいたします。

素晴らしいクリスマスをお過ごしください。


この曲を、

すべての汚れた同志たちに捧げます。


Merry Christmas・・





  1. 2007/12/22(土) 22:55:35|
  2. Soul Music
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「You Are My Starship」 Maysa

Maysa Leakのカバーは良い。

なぜなら、アレンジと音質が素晴らしく、

70年代に生まれた原曲のイメージを壊すことなく、

そしてその原曲たちと違って、

決して精神を根こそぎ揺さぶることをしないからである。


            maysa3.jpg



Norman Connorsの「You Are My Starship (1976)」。

Michael Hendersonというアーティストによるとてつもなく美しい曲。


こういう聖域と呼ばれる場所に存在する曲をカバーするアーティストには2種類いると思う。

自らの自慰行為を見せてしまうことを恥ずかしいと感じないデリカシーに欠く人間と、

その原曲そのものの価値を下げない自信がある人間。


Maysa Leakのカバーが良いという理由は、

彼女はおそらく後者のほうだと思うからである。


そして今の私が原曲の盤に手を伸ばさず、

Maysaの「You Are My Starship」に触れてしまう理由は、

年末の疲れから原曲を受け止める自信がないからである。


               クリス



クリスマスツリーに彩られたこの季節は、

Maysa Leakがよく似合う。



  1. 2007/12/15(土) 23:38:41|
  2. Soul Music
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「As Long As It’s You」 Incognito

少し疲れた。

この忙しさとこの宴席の数。

夜遅い宴席のあと部下たちと別れ、

タクシーを拾うため酔い醒ましに歩いたらここに辿りついた。


一年前には私がこの場所に立っていることなど、

想像すらしなかった。


           20071209001525.jpg



残煙でこの一年の汚れを清めていこうか。


体力も精神も疲れ果てたときには、

Incognitoが心地よい。

普段は邪魔にならないだけのSoul Musicが、

今は心地よい。


「Eleven (2005)」の最後に収録されている「As Long As It’s You」。


Fender Rhodes Pianoのアルペジオから滑り出し、

あまりにも端正すぎるこの音楽は、

私の精神を激しく揺さぶることをせず、

優しく寄り添ってくれる。


             eleven.jpg



スタイリッシュなものをあまり信用しなくなったこの私を

この「As Long As It’s You」という曲は、

おとなしく寝かしつけてくれそうだ。


それでは、そろそろ帰りますか。

なんだかよく眠れそうだ。



  1. 2007/12/09(日) 00:19:54|
  2. Soul Music
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「After The Dance (Instrumental)」 Marvin Gaye

それは誘惑。

甘く汚れた世界への誘い。


やがて訪れる全ての終焉の予感。

それを知り得る人間のみが限られた時間を美しく生きることができる。


          te2.jpg



Marvin自らの手から放たれたMoog Synthesizerの音の揺らぎは、

魂のセントラルドグマに、

不法侵入し、

全ての理屈を溶解し、

危険な天国へといざなおうとする。


音の持つ「美」への覚醒。

許された人間のみが味わうことができる普遍の甘美。

不幸なエクスタシーは、

私が汚れていたことを神に感謝させた。


この不条理な切なさをもつメロディは、

やがて絹の声が吹き込まれ、

全てが終わる。


          te.jpg



全ての人間は別れるために会う。

だから大事にしなければならない。


この曲に触れるとそう思う。



  1. 2007/12/01(土) 23:30:33|
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