SOUL MUSICを聴こう

全ての汚れた同志たちに捧ぐ

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「I Wish」 Carl Thomas

東京の空気は乾き始め、薄いシャツが心もとなくなり、

なんとなく寂しい気持ちになる。


20世紀の最後の年に私が思わず振り返ってしまった曲、

Carl Thomasの「I Wish (2000)」に耳を寄せる。


              CarlThomas_1.jpg


1990年代以降の近年のSoul Musicはますます洗練度を増し、

1970年代の頃のような一種独特な雰囲気も薄れ、

多くの人々に受け入れられるポピュラーな音楽になった。


それ自体は喜ばしいことだけど、

実際、思わず振り返ってしまう曲というのが少なくなってしまったというのも事実。


それは、かつてのSoul Musicの作品たちのなかに必ず存在していた

「影」のようなものが薄れてしまったからなんだと思う。


もしかしたら聴く人たちが心の中に、その「影」のようなものを

投影することが出来なくなってしまったからなのかもしれないんだけど。


私がこのCarl Thomasの「I Wish」という曲に思わず振り返ってしまった訳は、

その「影」のようなものが辛うじて見えてしまったから。


私はこの「影」のようなものを見てみたくて、

このSoul Musicという音楽に執着してしまうのかもしれない。


              i wish1


この秋の入口には、

「I Wish」のようなSoul Musicが良く似合う。



I Wish - Carl Thomas
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  1. 2008/09/27(土) 21:48:40|
  2. Soul Music
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「Wonderland」 Earth Wind & Fire

Earth Wind & Fireの「Promise (2003)」に収録されている「Wonderland」という曲に触れた。


この「Wonderland (2003)」という曲は、

かつてこのEarth Wind & Fireというバンドがいざなってくれた”Wonderland”とは、

明らかに別の場所へと私を招いてくれた。


              EarthWindFire-ThePromise-Front.jpg


多くのSoul MusicリスナーがEarth Wind & Fireは70年代が頂点だったというけれど、

本当にそうだろうか。


全ての人間は時間と共に歳をとるけれど、

それはいけないことなんだろうか。


Earth Wind & Fireの精神的支柱であるMaurice Whiteは、

90年代からパーキンソン病に罹病し思うような活動が出来なくなっていた。


Maurice Whiteの現在の身体的な環境や彼自身の加齢を鑑みると、

この「Wonderland」は私にとっては、

あまりにも美しすぎるSoul Musicであり、

真新しいEarth Wind & Fireの姿なのである。


人は誰しもが歳をとるけれど、

白髪を無理やり染めてまで自らを若く見せるようなことをしたいとは思わない。


なぜなら歳を重ねた人間のみが表現しうる世界観が厳然と存在するということを、

私は心の底から信じているからである。


           African sunset


そういう機微をむやみに素通りし、

盲目的に過去に執着してしまうような人間にだけは、

なりたくはないと思うのである。



Wonderland - Earth Wind & Fire
  1. 2008/09/20(土) 21:09:20|
  2. Soul Music
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「Love Won’t Let Me Wait」 Major Harris

季節は静かに沈み始め、

秋風のようなものがそよぎ始めた。

ひと気の減った水辺が、

宴のような季節がゆるやかに遠ざかっていくことを教えてくれる。


              152324_PC_M.jpg


フィラデルフィアのSoul Musicに触れよう。

心が寂しくなるとなぜかフィラデルフィアのSoul Musicに触れたくなる。


Major Harrisの「Love Won’t Let Me Wait (1975)」。


この曲は私に嫌な想い出を蘇らせる曲なのだが、

やはり時間が解決した。

つまらないことで美しいSoul Musicを1曲失うところだった。


フィラデルフィアのSoul Musicは、

いつも温かく、

そしていとも簡単に心を満たしてくれる。


Major Harrisの決して洗練されていない声を、

MFSBの優しい弦たちが包み込み、

この「Love Won’t Let Me Wait」をとりとめもなく美しいSoul Musicにした。


  Please tell me, 'Yes'・・・

  and don't say, 'No'・・・


          img_49040_53891884_3.jpeg


東京も陽が短くなったものだ。空がもう藍色だ。


少し急ぎますか。

待たせてもらえないのなら。



Love Wont Let Me Wait - Major Harris
  1. 2008/09/13(土) 22:52:51|
  2. Soul Music
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「Everybody Loves The Sunshine」 Roy Ayers

東京は夜になってまたしても激しい雷雨に見舞われて、

夕刻まで美しかった夕暮れをいとも簡単に台無しにした。


今年は自分の一番好きな晩夏という季節を

どうやらあきらめるしかないようだ。


              hiball.jpg



この雷雨が通過するまでカウンターで酔い過ごすしかない。

店内に珠玉のSoul Musicが染み渡るように流れ始めた。


Roy Ayersの「Everybody Loves The Sunshine (1976)」。

これほど屈折したSoul Musicはそうはない。

Roy Ayersのヴィブラフォンが鳴り響き、

静まり返った店内は確実に空気の色を変えた。


人間のもつ影を愛でられる感性を備えていなければ、

この「Everybody Loves The Sunshine」の調べの美しさに永遠に気づくことはないんだろうな。

そんなことをふと思わせるほどに際立った色彩をもつSoul Musicである。


              IMGP8044tsh.jpg



夏の終わりから雷雨に見舞われすぎて、

さすがにこの天候の連続に辟易してきた。


誰もが太陽を愛しているのに。



Sunshine - Roy Ayers
  1. 2008/09/06(土) 22:25:04|
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